子宮がん検診
若い方の子宮がんが増えています!
若い方の子宮がんが増えて
います!
検査がしやすいため発見されやすい癌で、初期症状はほとんどありません。
子宮がんには他に子宮体がんがあります。
子宮体がんは子宮内膜癌がんとも呼ばれ、胎児を育てる子宮体部の内部にある子宮内膜から発生します。
子宮がん検診は子宮頸がん検診がメインになります。
子宮体がんの検査をしない理由は、子宮体部が子宮頚部の奥にあるため頚部検査より難しく、痛みをともなうため、無症状の女性には費用対効果が低いのが大きな理由です。
子宮頸がんは、20~30代の若い女性の中で発症率がもっとも高いがんで、毎年約15.000人(上皮内がんを含む)が発症しています。
罹患率は20歳を過ぎると急激に増え始め、30歳代後半に発症のピークを迎えます。
子宮頸がん発症の原因は、性交渉によって感染する「ヒトパピローマウイルス(HPV)」が関与していることがわかっています。
HPVはありふれたウイルスで、性経験のある女性の約80%は感染経験があるといわれています。
つまり、性経験のあるすべての女性が子宮頸がんになる可能性はあります。
しかし、HPVに感染しても子宮頸がんを発症するのは0.15%程度で、ほとんどの場合自分の持っている免疫力でウイルスを排除されるか潜伏させます。
近年、性交渉をはじめる年齢が低くなってきているため、このウイルスに感染する年齢も低くなってきています。そのため、自治体のがん検診(対策型検診)では子宮頸がん検診は20歳から受診できるようになっています。
HPVに感染してから子宮頸がんを発症するまで数年~十数年かかるといわれています。
子宮頸がん検診では、子宮頸がんの前段階である「異形成」の段階も発見することができます。
異形成は簡単に治療ができるので、この段階で発見できればがんを予防することができます。
たった一度の性交渉だとしても子宮頸がんを発症するリスクはあります。
また、経口避妊薬(ピル)を5年以上服用している、喫煙習慣がある人は子宮がんや卵巣がんになる危険性は高くなっています。定期的に検診を受けることをおすすめします。
当院の子宮がん検診の特徴
問診や内診、細胞診が一般的なのですが、
当院は経膣超音波(エコー)も検診の一部として実施しています。
子宮疾患(子宮筋腫など)や卵巣疾患(卵巣嚢腫や卵巣がんなど)も同時に確認しています。
問診・視診・内診
問診では、月経の状態や自覚症状、妊娠・出産の経験などを聞かれます。
視診では、外陰部、膣、おりものの性状、子宮膣部の状態などを目で確認します。
内診では、子宮や卵巣を調べます。
細胞診
子宮の入り口(外子宮口)付近に膣鏡(クスコ)を入れ細胞をこすって採取し、顕微鏡で正常な細胞かどうかを確認します。痛みはそれほど強くありません。
経膣超音波(エコー)
子宮の中の状態を超音波によって調べる検査です。
子宮筋腫や卵巣嚢腫など様々な子宮の病気をチェックできます。
放射線被ばくの心配がないので、妊娠の有無もこの検査法で診断することが多くなってます。
腹部の上から当てるものと、膣内から当てるものがあります。
コースのご案内
子宮がん検診 | 5,500円(税抜) |
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*2019年10月より、消費税は10%となります。