理事長挨拶・院長挨拶
理事長挨拶
理事長挨拶
医療法人一祐会
理事長 藤本 明久
医療法人一祐会は2021年、おかげさまで医療法人化60周年を迎えました。1955年(昭和30年)に有床診療所(3床)の「藤本医院」を源流に始まりましたが、現在、「藤本病院」(148床)、「介護老人保健施設ハーモニィー」(入所定員100名、通所リハビリテーション35名)、「サービス付き高齢者向け住宅シンフォニィー」(定員34名)、「藤本病院訪問看護ステーション」、「藤本病院居宅介護支援事業所」を行う「寝屋川・藤本病院グループ」を形成しております。
当グループは寝屋川市の発展に合わせ、変化してまいりました。祖業である産婦人科から、地域に必要な内科、外科、整形外科と領域を広げ、現在では12の届け出診療科目となっております。
高齢化率の高まりにより1990年代後半より在宅サービス、通所サービス、そして入所型施設の運営を始めました。
医療、介護のいずれの現場もリハビリテーションに力を注いでいます。寝屋川の皆さんを支えるケアサイクルの確立を目指しております。
近年は、予防医療の分野である検診や人間ドックを、気軽にご利用いただけるように取り組んでおります。早期発見、早期治療は、長寿社会に欠かせないキーワードであると私は考えております。
私どもは、「ありがとう おかげさま 嬉しい縁を 医療でつなぐ」という基本理念を掲げております。
医療とは何か。私たちの肉体は永遠の存在ではなく、いつの日か確実にこの世を去る時が来ます。最後の一息までどのように存在するか。天から与えられた命、肉体が最大限に世界の進化に寄与できるよう医療を通じてお手伝いしたいと思います。私たちは医療を職業とし、さまざまな人と関わらせていただいています。これら一つひとつが貴重な縁であり、できるだけ良い縁になるよう、医療を通じてつなげていきたいと願っています。そして何か大きな力のおかげで存在させていただいていることに感謝しつつ、地域の中で貢献していきたいと思います。
医療をはじめ世の中は常に変化しております。2020年以降は新型コロナウイルスにより生活習慣も変わり、医療・介護の現場では感染防止が最重要課題となりました。混乱のなかにあっても基本理念達成のため、ソフト、ハードを整備し、地域の皆さんが安心して人生を全うできるように日々精進していく所存です。縁を大切に、感謝の場として一祐会は頑張っていきます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。(2021.12.1)
院長挨拶
病院長挨拶
医療法人一祐会
病院長 程 修司
藤本病院が、寝屋川市の民間では初の「病院」に改組してから、おかげさまで60有余年が経ちました。寝屋川市が人口5万人台であった時代から今まで、地域の皆さんとともに歩むことができたことに深く感謝しております。
さて、当院は基本理念「ありがとう おかげさま 嬉しい縁を 医療でつなぐ」を掲げ、職員全員が、人と人との間に入り、話を良く聞いて、見て、感じて、診て、コーディネートして、患者さんに合った医療を提供できるよう取り組んでおります。
そして、この理念を達成するため、2022年は「人々から選ばれる唯一無二のブランドづくり」をテーマに、病院運営を進めております。当院が位置する寝屋川市は多面的な表情を持つ街です。住宅都市であり、ものづくりをはじめとして7,000軒の事業所がある街であり、高校、大学、高等専門学校では1万人以上の若者が学ぶ街でもあります。暮らす人、働く人、学ぶ人に「数ある選択肢」のなかから、藤本病院を選んでいただけるよう、「出産と言えば藤本病院」「お腹が痛いときは藤本病院」「急患を24時間受け入れる病院と言えば藤本病院」といったように、藤本ブランドが思い浮かび、実際にお役に立てるようになりたいと思っております。
■地域に必要とされる医療に取り組む
当院は産婦人科を祖業としており、寝屋川市内では唯一の分娩可能な病院です。近年は、産科のみならず、婦人科領域にも力を注ぎ、婦人科の救急対応、手術、抗がん剤治療等に取り組んでおります。
当院の内視鏡センターの設備・機器は、日本消化器学会の認定水準にあり、胃・大腸の内視鏡検査数は、年々増加しており、2021年度は過去最高の実施数となる見込みです。
また、潰瘍性大腸炎やクローン病など「炎症性腸疾患」の難しい症例にも対応しています。外科は消化器を得意としており、胆石症、ヘルニアや、胃や大腸がん等を、身体への負担が少ない腹腔鏡を使った手術により、患者さんの早期の社会復帰を目指しています。
寝屋川市の人口構成のほぼ3人に1人が65歳以上となり、当院の外来患者さんも半数以上がご高齢であることから、日々を安心して暮らせる医療サービスの提供に力を注いでいます。大病院へ行くほどの重症ではないが、在宅では難しい患者さんの入院加療に対応できるよう「地域包括ケア病棟」(48床)を設置しております。入院中には整形外科とリハビリテーションによる機能回復、退院後も、訪問診療、訪問看護、訪問リハビリ、そしてグループ内に介護老人保健施設、サービス付き高齢者向け住宅があることから、ケアサイクルが途切れることのないサービス体制を構築しています。
また、当院は365日24時間体制で、急患の受け入れをしていることも特徴です。高度救命救急ではありませんが、二次救急を掲げ、すみやかな治療・手術に対応しています。
私たちは地域の皆さん、地域の医療・介護関係者の皆さんと連携しながら、「藤本病院があってよかった」と思っていただけるよう、職員一同努めてまいります。(2022.1.1)