藤本病院 上下部内視鏡検査(通称ダブル)体験レポート(3)
このページは、当院の内視鏡センターで行われている上下部内視鏡検査を実際に体験してみた体験記を掲載しています。
内視鏡検査は胃カメラや大腸カメラの事ですが、辛い、苦しいといったイメージがあるかと思います。
そのイメージを少しでも和らげることが出来たら良いなと思い、当院の職員が実際に体験した内容をレポートします。
藤本病院 上下部内視鏡検査(通称ダブル)体験レポート(3)
体験者:藤本病院地域連携課課長 町田
撮影者:藤本病院IT室主任 田中
いよいよ検査へ
午後一時。
ようやく検査の為の処置が始まります。
看護師さんがこれからの流れを丁寧に説明してくれました。
まずは血圧を測定し、指で血中酸素濃度を測ります。
点滴が始まります。ちょっと痛い。
次に、胃の泡をとる飲み薬を服用します。
検査直前、喉の麻酔ゼリーを3分間口に含み、3分後に飲み込みます。
これが苦い・・・
看護師さんの指示を聞きながら横になる。
口にマウスピースを挟み、麻酔が入れられました・・・
その後、意識は遠のいていき・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
そして気がつくと、検査がいつの間にか終了。
あれ?何にも覚えてない。
・・・・・・
どうなっているの?
撮影者視点の検査レポート
体験者は検査中のことを一切覚えていませんでした。
そこで、ここから検査終了までは撮影者が記録した検査風景をレポートしまします。
体験者は麻酔薬の投入と共にスッと眠りにつきました。
看護師さん曰く、お酒を飲まない方などは本当にすぐにぐっすりと眠るのだそう。
看護師さんの呼びかけにも、眠りを覚ますことはありません。
準備完了と共に先生が登場時、胃カメラを開始。
体験者は既に意識がないが、先生、看護師共に体験者に「今から始めますよ」「カメラが入りますよ」と声かけをしていく。
カメラが喉を通るときは嘔吐いてしまうのだろう。無意識に手を持って行きカメラを引き抜こうとするが、看護師さんや助手さん達が押さえて「今カメラ中ですよ」「手を動かさないで下さい」と声かけ。
すると「はい」と体験者の返事。
なるほど、寝ているとはいえ声かけされると素直に手を離すなど、こんなところでコミュニケーションがはかられているのか、と感心した。
胃カメラの検査は都合10分ほどで終了し、機器の位置替えなどが素早く行われていく。
看護師さんと助手さんのセッティング終了後、今度は大腸カメラが開始される。
ここでも先生や看護師さんが声かけをして検査をしていく。
検査も終盤、先生が「ポリープ発見」と一言。
「小さいし、コレならとっても翌日には問題ないでしょう」
患者の情報が先生を始め看護師にちゃんと伝わっているのだ。
先生が「取ります」と伝えると、看護師さんの「EMR」の号令。
一気に看護師さんと助手さんの動きが速くなる。
ポリープを切除するためのステアなどが準備され、挿入されていく。
通常の倍速の様に動いていく姿に圧倒されました。
そして無事にポリープは切除され、止血クリップで創部が縫合され、検査は終了。
その後、検査が終わった事を体験者に伝え、マウスピースや血圧計などが取り外される。
体験者は、検査後の待機スペースへ誘導される。
その間、体験者は看護師さんや助手さんと受け答えをしているし、撮影者と会話もしているが、彼はその事を50分後何も覚えてはいなかった・・・
次回、体験レポート最終回
次回へ続く
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おことわり
本レポートは、2020年8月現在の医療法人一祐会 藤本病院の内視鏡検査レポートとなります。
閲覧される時期によっては内容が変更されている場合がございますので、あらかじめご了承下さい。